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ママに殺意を
紀子(市毛良枝)は会社の上司・小杉紳吾(柳生博)と結婚して、小杉の亡くなった妻の息子で中学生の正実(坂上忍)と三人で蓼科の山荘に来ていた。自分たちの結婚に反対している正実は紀子に対して素っ気無かった。一夜明け、紳吾は会社からの呼び出しで山を下り、後に残されたのは正実と紀子二人だけ。その瞬間から紀子に対する正実の嫌がらせが始まった。同じ頃、一家四人を殺した凶悪犯(藤田啓爾)が留置所を脱走して山中をさまよい、山荘の管理人事務所の老人を殺して、紀子と正実の山荘に近づいていた。危険が迫っているのも知らないで、正実は台所いる紀子に睡眠薬が入っている牛乳を飲ませ、ガス栓を開いて殺そうとしていた。息苦しさに目を覚ました紀子に、正美は朝までには必ず殺してやると叫ぶ。紀子は恐怖に追立てられ、激しい雨の中、山荘を立ち去った。しかし、渓谷の橋が激流に流されており、管理事務所からは応答もなく、やむなく紀子は山荘に引き返した。山荘に帰った紀子を待っていたのは、正実よりも恐ろしい恐怖だった・・・。
時間(本数) 120分
放送日時(初回) 1981/11/17  夜9時02分~10時54分
放送局(初回) 日本テレビ
脚本・監督・プロデューサー 原作:赤川次郎(「孤独な週末」より) 監督:千野皓司  脚本:田村多津夫
出演 市毛良枝・坂上忍・柳生博・高田敏江・村田正雄・本郷淳・高城淳一・藤田啓爾・川津祐介 他

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