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京都慕情殺人事件
白川由美子(水沢アキ)は着物学院の教師で、京南大学助教授の森和彦(中山仁)と恋仲であり、時代祭りの日も見物もそこそこに旅館で愛し合っていた。同じ頃、行列では芸妓の豆香(藤村薫)が苦しみもだえ絶命。豆香の着付けをした由美子も、豆香を知る和彦もショックを受けた。草履に埋め込まれた針による毒殺であった。数日後、今度は和彦の教え子の岸ルリ子(山村紅葉)が殺された。豆香と同じ毒・アコニチンによる毒殺で、死体のそばには豆香の時と同じく京扇子が落ちていた。そんなある日、和彦は由美子に重要な告白をした。石岡(中村竹弥)教授に頼まれて、何度か入試の試験問題をもらしたという。しかし今年はついに断ったという。そんな矢先、石岡教授の愛人・沙代子(長谷川待子)が同じ毒で殺され、京扇子がそばに落ちていた。続いて建設会社の社長・三木(根上淳)が殺された。その死体は宇治川の観月橋の下を京扇子と共に漂っていた。三木は妻の陽子(夏樹陽子)が和彦の元恋人で、和彦に恨みを持っていたため和彦が疑われた。和彦の疑いをはらすため、由美子は三木が殺された現場に向かう・・・。
時間(本数) 120分
放送日時(初回) 1985/3/19
放送局(初回) 日本テレビ
脚本・監督・プロデューサー 原作:山村美紗(「扇形のアリバイ」より) 監督:松尾昭典  脚本:綾部伴子
出演 水沢アキ・中山仁・夏樹陽子・根上淳・長門裕之・中村竹弥・長谷川待子・山村紅葉・藤村薫 他

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