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さすらいの甲子園 ~男ってどうしてそんなに馬鹿になれるの?~
高木道夫(中村雅俊)、30歳、住宅雑誌のフリー記者。中学時代は野球部のエースだったが、高校進学とともに野球を捨てた。もし野球の名門・正邦商業からの誘いを受けていれば、高木は夏の甲子園大会の優勝投手にもなっていた筈だ。失われた青春の夢!その思いがつのって高木は、野球がやりたくなった。そして集まったメンバーは広告デザイナーの川村(山西道広)、相棒のカメラマン早瀬(有川雄司)、かつて高木とバッテリーを組んだラジオ局の録音技師・才賀(井上高志)、チームの噂を聞いて売り込んできた行員の山上(柴田恭兵)、中華料理店のコック岡野(佐藤仁哉)、まともに野球ができるのは、このあたりまでで・・。かつては陸上選手だったというが腹が出てきた広告代理店の営業マン桑島(丹古母鬼馬二)、マザコンの教師江尻(保積ペペ)。コンピューターの天才だが体力はまるで無い水谷(森川正太)。ピッチャーはもちろん高木だ。サードは長嶋気取りで背番号3の山上、以下、守備位置も適当に決まり、いよいよ゛甲子園〝チームの第一戦。ところが、攻めては三振ばかり、守ってはエラー続出。結果は45対0。がっくりくる彼らの前に、高知商業の元監督だという男・谷沢(高橋悦史)が現れた。高木はその谷沢に監督を依頼。たかが草野球にますますのめり込んでいく高木。デートもできないので寂しい思いの恋人・葉子(夏目雅子)。監督谷沢の特訓が始まった。負けん気の山上をピッチャーに、弱虫の江尻をキャッチャーに起用するなど、独特のチームづくりだ。そんなある日、葉子が高木にさよならを告げた。高木の心にすみついている幻の甲子園への思いを、女心は理解できなかった。野球なんかやめようかと、ふと悩む高木だが・・。
時間(本数) 120分
放送日時(初回) 1980/8/14 夜9時2分~10時54分
放送局(初回) YTV
脚本・監督・プロデューサー 原作:高橋三千綱  監督:齋藤光正  脚本:鎌田敏夫
出演 中村雅俊・柴田恭兵・夏目雅子・山西道広・有川雄司・井上高志・丹古母鬼馬二・森川正太・保積ペペ・佐藤仁哉・八木昌子・福田公子・高橋悦史

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