花火職人の浦山源造(芦屋雁之助)は伝統を重んじ、仕事に厳しい男で通っている。だが、その職人芸を継がそうとした一人息子の英治(江藤 潤)は、五年前に家を出たままだった。いま源造の花火づくりを支えているのは、娘の安代(麻生祐未)と二人の職人だけである。妻の松江(中村玉緒)は、五年前に事故死した。安代は、家を出たきり連絡のない兄を心配し続ける。安代は心で想い続ける神原光一(広岡 瞬)と相談し、花火の販路を広げようと試みるが、頑固一徹な父親は、従来通りの手造り花火を変えようとしない。源造は花火コンクールに出品するための大玉づくりに熱中していた。「人が作らんものを作ってこそ天下一」という源造は職人の竜雄(水島涼太)が反対するのも押し切って、美しいが、危険な赤爆を使って大玉作りを始める。いよいよ全国花火コンクールが近づいてくる。だが、その時、安代の身に思わぬ災いが…。
時間(本数) |
120分 |
放送日時(初回) |
1987/10/22 夜9時2分~10時51分 |
放送局(初回) |
YTV |
脚本・監督・プロデューサー |
監督:小泉 勲 脚本:荒木芳久 |
出演 |
芦屋雁之助・麻生祐未・江藤 潤・中村玉緒・水島涼太・広岡 瞬・石井富子 ほか |