東京近郊の社宅で暮らしている不二木律子(生田悦子)の耳にパトカーのサイレンが飛び込んできた。近所に住む女性が自殺したのだった。原因は会社の上役との関係の清算だった。律子の心にいまわしい過去がよみがえる。夫には秘密だが、以前務めていた会社の社長・室伏陽造(垂水悟郎)に力ずくで犯されたことである。このことはいまでも、律子の心に大きな傷跡を残している。夫の達生(長谷川哲夫)は律子と同じ会社に勤めていた。子煩悩な父親でありやさしい夫であった。しかし、最近夫の様子がおかしい。建売住宅を見学して帰宅後、かかってきた電話に出た夫の態度から相手が女性だと直感した。疑惑は的中した。ある日、偶然に夫が女性とホテルから出てくるのを目撃してしまった。しかもその女性は社長夫人・ナオミ(女屋美和子)だった。この事実が社長の耳に入ったら、夫はただではすまされない。なによりも自分の過去を夫が知ってしまったのではないか・・・おびえる律子。
時間(本数) |
30分 全25話 |
放送日時(初回) |
1976/11/1 午後1時30分~1時55分 |
放送局(初回) |
日本テレビ |
脚本・監督・プロデューサー |
監督:井上芳夫 脚本:国弘威雄 |
出演 |
生田悦子・長谷川哲夫・大屋光子・垂水悟郎・女屋美和子・村田知栄子・川端佳子 他 |