老弁護士・猪狩文助(大滝秀治)の下で弁護実務を勉ぶ司法修習生の登坂京(渡辺梓)は、ひょんなことから23年前に無期懲役の判決が出た、尊属殺人の再審請求に首を突っ込むことになった。養父・伝一郎(井上博一)を殺して服役しているのは、事件当時20歳だった倉橋香奈子(島村佳江)。現在服役中の香奈子の叔母に当たる横山照子(岩崎加根子)が、再審請求を依頼したのだ。再調査を始めた京は、事件当時逃走した香奈子から通報を受けた医師が「死体」を確認するまで、約一時間の空白の時間があることに気が付いた。首を絞められ仮死状態の伝一郎が、この1時間の間に香奈子以外の第三者に殺された可能性があるのでは。この点が裁判所側で受け入れられれば、再審にこぎつけられる。やがて舞台は大阪高裁へ移される。そんな中証人席にたった照子が、香奈子が養子ではなく捨て子だったと言い出した。事実なら尊属殺人罪で裁かれる理由がなく、再審は確実。しかし、なぜ今になって加奈子の出生の秘密を明かしたのか。やがて意外な事実が・・・。
時間(本数) |
120分 |
放送日時(初回) |
1992/12/15 夜9時03分~10時52分 |
放送局(初回) |
日本テレビ |
脚本・監督・プロデューサー |
原作:和久峻三(「誤判」より) 監督:田中知己 脚本:蔵元三四郎・小川英 |
出演 |
渡辺梓・大滝秀治・岩崎加根子・島村佳江・森塚敏・長谷川初範・井上博一・溝口繁・山口嘉三 他 |