昇進レースの真っ只中にいる大手広告代理店課長・柴山元(三宅裕司)は、最近無言電話に悩まされていた。半年前から契約社員でなぜか自分に付きまとってくる上村兼子(床嶋佳子)の仕業とも考えられるが、真相は不明。そんな折、かつての不倫相手で図書館に勤務する一条聡子(弥生みつき)がクモ膜下出血で倒れ重態。彼女の妹・律子(高坂みゆき)から知らせを受けた。まもなく聡子と兼子が同じ大学出身でお金の貸し借りがあることが判明。さらに聡子にはサラ金からの借金もあると・・。借金の肩代わりをした柴山は、自宅への無言電話が続いていたこともあり聡子の周辺を調べ始めた。そんな折、聡子が死亡。無言電話もなくなっていた。兼子に付きまとわれていたことが影響し、部長昇進も落選。やがて、兼子は特定の人に愛されていると思い込む”クレランボウ症候群”にかかっていることが判明。兼子の奇妙な行動の原因が明らかになっていく。だが、何か腑に落ちない柴山は間もなく一連の出来事に思わぬ裏が有ったことに気付く…。
時間(本数) |
120分 |
放送日時(初回) |
1994/10/18 夜9時03分~10時54分 |
放送局(初回) |
日本テレビ |
脚本・監督・プロデューサー |
原作:逢坂剛(「まりえの客」より) 監督:吉川一義 脚本:宮川一郎 |
出演 |
三宅裕司・香坂みゆき・床嶋佳子・山口果林・弥生みつき・水木薫・三上真一郎 他 |