東京近郊の新興住宅街に住む、主婦・山根優子(宮本信子)46歳。夫・剛史(前田吟)はサラリーマン。大学4年になる息子・真(山本耕史)と平穏な日々を送っていた。そんなある日、剛史に見たこともないマンションへ呼び出され、そこで、剛史の愛人・北沢亜希(有沢妃呂子)を殺したと打ち明けられる。優子は家庭を守るため死体の遺棄を提案。死体の捨て場は優子がボランティアで通っているボケ気味の老人・森村貫一(大滝秀治)の家の裏庭。亜希の婚約者・高柳(勝村政信)が剛史に相談したが、自分は無関係だと突っぱねる。折りしも剛史に思わぬ電話がかかってくる。相手は、声を変えて脅迫し、金を要求して来た。剛史は高柳だと考え、口封じを決意。亜希のマンションの屋上に呼び出し突き落とした。高柳は自殺として処理された。しかし例の電話は再びかかってきた。罪悪感にさいなまれた剛史は完全にノイローゼになり、耐え切れず警察に出頭した。警察は直ちに森村家の庭を発掘したが、亜希の死体は出てこなかった。警察は剛史の妄想と判断し釈放。剛史は優子に亜希の死体を移動させたのかと問い質した。そして優子の視線の先、庭のハーブ畑には亜希がつけていたスカーフが・・。
時間(本数) |
120分 |
放送日時(初回) |
1996/10/15 9時33分~11時24分 |
放送局(初回) |
日本テレビ |
脚本・監督・プロデューサー |
監督:猪崎宣昭 脚本:市川森一 |
出演 |
宮本信子・前田吟・有沢妃呂子・大滝秀治・勝村政信・山本耕史・松本幸三・呉恵美子・三浦賢二・香織ゆたか 他 |