夏樹静子原作:女検事霞夕子シリーズ、桃井かおり版。女検事・霞夕子(桃井かおり)が事務官の桜井(光石研)と共に歯科医を狙った殺人事件の捜査に加わった。被害者は新婚の妻・由子(蟻川有紀)と二人暮らしの宗田郁雄(山口仁)。現場の指紋はほとんど消されていたが、拭き忘れたと見られる親指の指紋を鑑識が採取した。まもなく被害者に恨みを抱く男の自殺死体が発見され、指紋が殺人現場のものと一致した。事件は犯人の自殺で一件落着かと思われたが、霞は自殺死体に付いていた妙な匂いに注目し、捜査を洗い直す。程なく、郁雄の父で、郁雄のいとこで内科医の長沢章(内藤剛志)の伯父に当たる資産家の宗田和雄(久米明)が末期ガンを患っていると分かった。郁雄と由子の間に子供がいないことから、宗田が病死すればその遺産は全て章のものになる。章は宗田の担当医なのである。夕子は章の犯行もあるのでは、とにらんだ。
時間(本数) |
120分 |
放送日時(初回) |
1993/3/30 夜9時33分~11時22分 |
放送局(初回) |
日本テレビ |
脚本・監督・プロデューサー |
原作:夏樹静子(「青い指」より) 監督:木下亮 脚本:石松愛弘 |
出演 |
桃井かおり・内藤剛志・蜷川有紀・山口仁・久米明・光石研・伊東絋 他 |