閑静な住宅街。板倉家では年1回のピアノの調律が行われていた。板倉茂男(麿赤兒)は、うるさくてかなわないと出掛けてしまう。そうして出掛けていった茂男が雑木林の中で死体で見つかるのだった。早速、検事・霞夕子(沢口靖子)が検察事務官・桜木洋一(西村和彦)とやってくる。茂男は心臓に疾患を抱え、外傷も全くなかったため心臓発作が死因だと思われた。茂男はニトログリセリンを常備していたが、当日は持ち歩いていなかった。よく見ると左手にふたのない薬入れを握りしめていた。夕子は板倉家を訪れ茂男の部屋を見せて貰う。息子の数馬(宮川一朗太)と妻の仁美(高橋ひとみ)に案内される。夕子は茂男の左手にあるペンだこを見逃さず、左利きであることを息子たちに確認する。薬をその日も茂男が持って出たかどうかを確認すると、几帳面な父親が忘れるはずは無いという。更に夕子は茂男の靴を見せて貰うことに。そこで、夕子は他殺であると確信するのだった。いったい、夕子は何に気づいたのか?
時間(本数) |
120分 |
放送日時(初回) |
2012/6/8 夜9時~10時52分 |
放送局(初回) |
フジテレビ |
脚本・監督・プロデューサー |
原作:夏樹静子(「年一回の訪問者」より) 監督:赤羽博 脚本:吉本昌弘 |
出演 |
沢口靖子・西村和彦・神保悟志・高橋ひとみ・大浦龍宇一・宮川一朗太・麿赤兒・石丸謙二郎・ダンカン・松原智恵子 他 |