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おひかえあそばせ
池西猪太郎(大坂志郎)は商事会社の庶務課長。まもなく停年である。妻と死別、いまは六人の娘と狭い団地暮らし。夢はゆっくり寝られる家に住むことである。その夢がかなえられる日がやってくる。パリに永住するという画家が、格安で家を売ってくれるというのだ。猪太郎には退職金が入ってくる。まさに渡りに舟だ。だが、格安というのは一つの条件があってのことである。その画家の薫という子どもを二階の一間に住ませてくれという。猪太郎は二つ返事で承知したが、いざ引っ越してみると、薫は女ではなく男一娘たちに集中攻撃をうけて慌てても後の祭り、家の持ち主はパリヘ飛び立った後だった。一方、薫の方も親父からあまり詳しいことを聞かされぬ内に、突然、自分の部屋を残してわが家を売られてしまったとあって目を白黒。おまけに、何たることか、やたらに喧しい女たちが大量に移住してきたのだから迷惑この上もない。家を出ようとも思ってみたが、苦心して改造した暗室のついた部屋は、写真家として一本立ちするためには絶対必要である。それ以来、奇妙な生活がはじまる…。ユニオン映画初の自社製作作品。
時間(本数) 60分 13本
放送日時(初回) 1971/4/7  夜8時~8時56分
放送局(初回) 日本テレビ
脚本・監督・プロデューサー 監督:千野皓司 ・梅谷茂  脚本:松木ひろし・津田幸夫
出演 石立鉄男・大坂志郎・富士真奈美・宮本信子・嘉手納清美・岡田可愛・鳥居恵子・津山登志子・山崎唯・山本紀彦・十朱久雄

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