70年代を代表する青春ドラマの金字塔。小椋佳が手掛けたヒット曲「俺たちの旅」「ただお前がいい」のメロディーに乗せて、三流私学・修学院大学の学生カースケ(中村雅俊)と、その同級生オメダ(田中健)と、カースケの同郷の先輩グズ六(秋野太作)が中心に織りなす友情と青春群像を映し出し、生きることの意義・悩み・喜びなどを問いかける。カースケはバスケットボール部のキャプテンであったが就職活動はほとんどせず、アルバイト中心でその日が楽しければ良いというタイプであり、彼に好意を抱く部のマネージャー洋子(金沢碧)の心配をよそに気楽な毎日を過ごしていた。一方、親友のオメダは生真面目な性格からか、堅実なサラリーマンに対して執着を見せるなど、カースケと対照的な存在だった。また、同郷の先輩グズ六は勤めが長続きせず、恋人の紀子(上村香子)や母親の気をもませていた。後半では、一旦は3人とも勤め人になるも、不条理な社会の慣習や人間関係に縛られることを嫌い、同じ下宿の浪人生ワカメ(森川正太)と「なんとかする会社」を立ち上げ独立独歩の生活をする決心をしたのだった。
時間(本数) |
60分 (46本) |
放送日時(初回) |
1975/10/5 夜8時~8時54分 |
放送局(初回) |
日本テレビ |
脚本・監督・プロデューサー |
脚本:鎌田敏夫・畑嶺明・大原豊 監督:齋藤光正・恩地日出夫・小山幹夫 |
出演 |
中村雅俊 田中健 秋野太作 金沢碧 上村香子 岡田奈々 津島恵子 北村和夫 八千草薫 |