文化文政時代の江戸を舞台に、昼は浅草の施療院で女蘭方医として貧しい庶民のために働きながらも、夜になると庶民を犠牲にして私腹を肥やす悪党を退治する義賊・紅之介に変身する奥山千絵(小川真由美)の活躍を描く痛快時代劇。第一話:奥山千絵の施療院に血だらけの虎松が飛び込んできた。下谷山伏町のろうそく問屋三沢屋が賊に襲われ、主人夫婦を始め虎松が惚れている娘のお照がきられたという。岡引・夜太郎(あおい輝彦)とともに現場にとんだ千絵は、お照にまだ息があるのを見つけ必死に看病した。同じく現場にやってきた火付け盗賊改役・秋庭平七郎(川合伸旺)は、この件は自分が取り扱うから町方の手出しは無用と、夜太郎の探索を中止させ、現場から見つかった匕首が虎松のものであった事から縄をうった。命をとりとめたお照の口から、犯人は右目の上に傷痕のある男と聞きだした夜太郎は、聞き込みの結果、その男が五郎蔵(松崎真)である事を知った。一方、千絵は芸者に化けて火盗改方牢内に入り、虎松を救け、お照と共に逃した。五郎蔵を追う夜太郎は、五郎蔵を使って金を手に入れた秋庭が、五郎蔵の口をふさごうとしている現場に踏み込んだ。多勢に無勢、危機一髪の夜太郎の前に、紅之介が現れた。小川の三変化が見物。
時間(本数) |
60分 26話 |
放送日時(初回) |
1974/10/6 夜9時~9時55分 |
放送局(初回) |
日本テレビ |
脚本・監督・プロデューサー |
監督:降籏康男・山崎大助・井上昭 脚本:柴英三郎・宮川一郎・鈴木兵吾 |
出演 |
小川真由美・あおい輝彦・井川比佐志・三ツ木清隆・青空球児・青空好児・高城淳一・川合伸旺・光川環世・松崎真・小塙謙士・天津敏・富田浩太郎・進千賀子・泉晶子・江見俊太郎・池田秀一・志村一徳 ほか |