大塩平八郎の乱が起きた江戸天保年間、大坂詰めの役人・黛内蔵助(高橋英樹)は、老中・水野越前守(瑳川哲郎)に大抜擢され火付盗賊改メ長官に就任した。35歳、剣の達人である。時の将軍は12代・家慶(大出俊)。だが、先代で隠居していた家斉(遠山金次郎)の影響力は強く、特に家斉の側近・中野石翁(神山繁)の実力は大変なもの。将軍と先代将軍の二重政権の中で、両派に繋がる幕閣たちが激しく対立していた。内蔵助は、水野から、江戸城金蔵から盗まれた新式連射銃が家慶暗殺を狙う石翁一味の手に渡ったと告げられ、直に探索に乗り出した。内蔵助は鉄砲の専門家平岩主税(目黒祐樹)、天下無双の槍の遣い手・阿久津源(本田博太郎)、北辰一刀流の免許皆伝・草薙伊織(堤大二郎)、算盤の名人・神尾雲平・(園田裕久)の4人を新たに起用、家慶から直々に賜った三つ葉葵の十手を手に出陣した。連射銃で狙われる可能性が高まった家慶一行が日光を目指して江戸城を出発する中、内蔵助以下五人衆は馬で日光街道へと繰り出した。
時間(本数) |
120分 |
放送日時(初回) |
1995/7/11 夜7時~8時54分 |
放送局(初回) |
日本テレビ |
脚本・監督・プロデューサー |
原作:陣出達朗(「騎馬奉行まかり通る」より) 監督:井上泰治 脚本:志村正浩 |
出演 |
高橋英樹・片平なぎさ・目黒祐樹・本田博太郎・堤 大二郎・園田裕久・吉野真弓・神山 繁・瑳川哲朗・山口朱美・大出 俊・遠山金次郎・鹿内 孝・北原義郎・中田博久・谷 幹一・正司照江 |