幕末に近い文化・文政時代、庶民の怒りをよそに、長い権力の座と金権政治に慣れすぎた幕府の要人たちは、法の抜け穴を熟知し、金満家たちと手を結び悪事を重ねていた。旗本三千石の大目付・一色由良之助(里見浩太朗)は、囲碁仲間である勘定奉行・綾部頼母(風間杜夫)を表の世界では裁けぬ巨悪に殺され、それをきっかけに自ら「闇奉行」として立ち上がることを決意。老中兵頭丹後守(丹波哲郎)と幼なじみの北町奉行・小笠原能登守(西郷輝彦)に宣言する。小笠原は法を守るという立場上、一色とは対立関係になるが、表の世界の法の限界は承知しており、陰で一色を助け、最後には表と裏で協力しあって悪に立ち向かうことになる。二人は表向きはあくまで対立しながら、陰ではひそかに手を握り、それぞれの知力と剣技の全てを尽くして悪の牙城に挑戦、ついにそれを倒していく。
時間(本数) |
60分 20本 |
放送日時(初回) |
1993/3/9 夜8時~8時54分 |
放送局(初回) |
日本テレビ |
脚本・監督・プロデューサー |
監督:金 鐘守・小野田嘉幹・井上泰治 脚本:小川英・中野顕彰・蔵元三四郎 |
出演 |
里見浩太朗・西郷輝彦・田中好子・岡 まゆみ・火野正平・桜 金造・長谷川恒之・今福将雄・丹波哲郎・増田恵子・青木義朗 ほか |