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- 母の叫び・犯人はどこに！〜ひとり息子を路上強盗に殺された家族の悲しみ
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高野君江（山岡久乃）・剛一（藤岡琢也）夫婦にとって大学生の息子・健治（岡野進一郎）は自慢の息子だ。先日も電車の中で酔っ払いに絡まれている同年代の女性をすくった。そんな正義感の強い息子になったのは警察官である父親の影響があった。剛一は健治が小さい時から「男なら命を賭けても正義を貫く勇気を持て」と教えてきた。しかしそれが仇になった。健治はその正義感から今度は強盗を捕まえ、交番へ連れていく途中、強盗に小刀で刺殺されてしまい、犯人はそのまま逃走してしまった。剛一は捜査陣に加えてほしいと思うが、肉親が捜査にあたれないことは剛一自身がよく知っていた。その後捜査は難航し犯人は見つからない。君江は手作りのチラシを作り駅前で配布をしたが、何の反応も得られなかった。そして「正義なんて教えなければよかったのだ」と夫をなじった。数日後、剛一は定年を二年残して警察を退職した。健治のために自分の手で犯人を捕まえたいと剛一は決意していたのである。
- 1986-10-30 夜９時２分〜１０時５１分
- YTV
- 小泉 勲
- 山岡久乃・藤岡琢也・岡野進一郎・石井めぐみ・泉 史郎・田中浩二・大鹿次代・織本順吉・大塚国夫・堀内正美・木村弓美 ほか