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- 事件記者チャボ!第四巻 第十三回
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チャボが怒ったらごわいぞ…
住宅公団住宅局長で次回の総選挙に立候補が噂されている三上秀一(西沢利明)と秘書の金坂保男(中野裕)が、加井原興業から2億円収賄容疑で警察の事情聴取を受けるという事件が発生。二人とも身の潔白を主張する記者会見を行った夜、金坂が新宿のアストリアホテル13階から投身自殺をした。各社とも遺書などから判断し自殺説を取ったが、東和日報は松岡が“イーさん“という浮浪者が金坂の泊った部屋に別に二人の人影を見たと喋っているのを聞き込み、他殺説で事件を追うことにした。取材は極秘ですすめられ、一太が、浮浪者に変装して、夜の街で目撃者“イッちゃん”を捜すことになったが、さっぱり成果が上がらない。その上、デートクラブの若い女・礼子(斉藤とも子)が中年男から一万円を奪おうとするところを妨害し、礼子についていた暴力団に散々殴られる始末。次の日、再び“イッちゃん”捜しに出た一太は、喫茶店で偶然礼子と再会。話しているうちに、礼子が10歳の時、郷里秋田から出稼ぎに出たまま帰って来ない父親を捜していることがわかった。一太はすっかり同情し、一万円と名刺を渡した。その直後“イーさん”が井之頭公園で撲殺死体で発見された。警察は暴走族の犯行らしいと発表したが、一太や鬼丸らは金坂殺しと関係があるとにらんだ。その忙しいさなか、一太は礼子を鬼丸家に泊らせ、スナッグ“桜田門”で働けるように話をつけた。鬼丸の母・フジまでがすっかり礼子に同情し、5万円を渡し、鬼丸をあきれさせる。一太は礼子のことを記事にするなど全面的に支援。その一方で、一太は再び浮浪者の格好をして、さも自分が金坂の死んだ現場に居合わせたような噂をまき散らして歩いた。自分が囮になっても、事件を解明しようというのだ。思った通り、一太のエサにくいついてきたのは暴力団東西会の八木という男だった。一太は八木に連れられて、新宿のある地下室であわや撲殺!その時、尾行していた松岡や平塚刑事が飛び込んできて一件落着。一太の手柄となったが、一方礼子の件は、ツルが7年前に礼子の父が死んでいる事実をつかんできて、例の一太の記事は大誤報!?となってしまった……。- 日本クラウン
- ジェネオンエンタテインメント
- 6,300 円
- 1984-02-04
- 日本テレビ
- 新沢浩
- 水谷 豊/伊藤 蘭/渡辺篤史 藤木 悠/賀原夏子/藤岡琢也