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愛のサスペンス劇場全二十回 

帽子いっぱいの涙

東京の下町・深川で小料理屋を営む高野静子(小山明子)は夫の死後、店の借金を抱えながら女手一つで三人の息子を育ててきた。長男・信一(西島明彦)は大学四年生。就職活動中。次男・次郎(千葉裕)は大学二年三人の中でも一番母思い。三男・明夫(沢村正一)高校一年生。それぞれに成長していた。信一には結婚を意識したガールフレンドの悠子(大山いづみ)がいた、悠子が信一とは結婚する意志がなかったが、次郎が仲を取り持とうとしていた。実は、静子には誰にも話をしていない秘密があった。次郎は静子の実の子ではないのだ。静子の親友が生みの母。次郎を生んでまもなく死んでしまったので、静子が引き取ったのだ。これを知っているのは、夫の昔からの仲間で魚市場の仲買人の山越(織本順吉)だけである。ところが、ある日、信一は就職試験のため戸籍謄本と取り寄せ次郎の出生の秘密を知ってしまう。それ以来信一の次郎に対する態度が変った。悠子に近づく次郎に敵意さえ抱き始める、やがて悠子は二人の共通のガールフレンドだと紹介された静子は・・・
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  • 1976-08-02 13:30〜2:00
  • 日本テレビ
  • 平山晃生
  •   小山明子・西島明彦・千葉裕・沢村正一・大山いづみ・織本順吉・西川ひかる・松岡まり子・内海淳子・河原裕昌・沢井孝子 他