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事件記者チャボ!第五巻 第十七回

チャボっと見ていた少年!!

芝浦埠頭に、シートにくるまれて重しをつけられた老婆の死体があがった。解剖の結果、被害者の三留スマは、単にはねられたのちシートにくるまれ海に沈められたものとわかった。つまり、轜き殺してから証拠隠滅を図った悪質な事件である。ところが瞭き逃げの目撃者が現われず、捜査当局もお手あげの状態。事件の第一報をものにした一太は、何とか犯人をみつけようと、被害者が行方不明になった夜歩いたと思われる道で聞きこみを続けた。そして、とある一膳めし屋の息子の小学生から思いがけない話を聞いた。その少年・敏夫(末松芳隆)は、韓き逃げを見たというのだ。おばあさんをはねて単に乗せて立ち去ったのは、亡くなった敏夫の父の入院していた大学病院の黒原教授だという。早速一太は、黒原教授を訪ねたが、教授は全く身に覚えがないと落ち着いて答えた。しかも、敏夫とその母・圭子(木瓜みらい)は、父(夫)を病院に殺されたと思いこんでいること、敏夫が学校では嘘つきとして有名なことがわかった。かたや、次期学部長候補の名医。東和日報では、敏夫の証言を信じていいものかどうか迷った。さらに、一応警察による現場検証が行われたが、敏央がさし示した場所からは何の痕跡も発見されなかった。おまけに、警察から改めて聞かれた敏夫は「ゴメンナサイ」と泣き出してしまった。しかし、敏夫が嘘を言ったとは思えない一太は、もう一度敏夫に聞いた……。
  • 日本クラウン
  • ジェネオンエンタテインメント
  • 6,300 円
  • 1984-03-03
  • 日本テレビ
  • 高井牧人
  •   水谷 豊/伊藤 蘭/渡辺篤史  藤木 悠/賀原夏子/藤岡琢也