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- おひかえあそばせ第一巻 第三回
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居候仁義
池西家の六人娘と居候の薫(石立鉄男)は、連日のようにイガミあいながら熱い戦争を続けていた。そんなある日、いままで勤めていた商事会社を無事停年退職した池西猪太郎(大坂志郎)が、新しい第二の勤め□に出社する日がやってきた。娘六人に見送られてサッソーと家を出る猪太郎。見送った娘たちは、「お父さんは、今日から一流会社丸菱商事の顧問になったの………」と、薫に対してひとくさり自慢話を聞かせる。 ところがその日の午後、大会社に勤めたハズの猪太郎が、こともあろうに「駐車場係」という腕章をまいてとあるスーパーマーケットの店頭で働いている姿を、通りがかった薫が偶然にも目撃したのである。不審に思った薫は、そのことを六人娘のリーダー格の梅子(宮本信子)だけに話した。男嫌いを自認する梅子は、例によってツンツンしながら薫の話を開いていたが、彼の話はどうやら本当らしいと感じるやとたんにいままでの態度をやわらげて、居候薫の待遇改善を約束するから、姉や妹たちにはだまっていてくれともちかける。もとより薫には、猪太郎の勤め先など関係のないことなので、梅子の申し出を渡りに舟と引き受けた。この日から急に強くなった居候の薫に、事情を知らない他の娘たちはキョトン。梅子が独断で薫の待遇改善約束したと知って、彼女こそ池西家の平和を破壊する裏切り者とカンカン。鉄の団結を誇っていた六人娘たちの間に、たちまち内ゲバの嵐が………。- 日本クラウン
- パイオニアLDC
- 6,300 円
- 1971-04-28
- 日本テレビ
- 千野皓司
- 大坂志郎・富士真奈美・宮本信子・嘉手納清美・岡田可愛・鳥居恵子・津山登志子・石立鉄男・山崎唯・山本紀彦・十朱久雄