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雑居時代第一巻 第一回

自分の家に下宿する男

大場十一(石立鉄男)は、写真の専門学校を卒業、山岳写真家・稲葉勇作(川崎敬Ξ)のアシスタントになり、プロ・カメラマンめざして修業中の身。外交官になるのを嫌ったため、外交官である父の鉄也(山形勲)に勘当され、目下、せまいアパートに一人穆らし。ところかある日、父一鉄也が、東アフリカのケニンゴ国公便に任命され、十一に何の相談もなく、広い邸を知人の栗山(大坂志郎)に譲り渡してしまったことから、十一の生活は一変した。日本に残していく十一の身を案じた母・邦子(加藤治子)は、夫に内緒で、十一を同居させてもらうよう栗山に依頼したのである。さいわい栗山は快く承知してくれ、十一も、母の願いを関くことにした。かくて、栗山家と十一の奇妙な生活かはじまった。栗山信は、ある繊維会社の部長で、妻の死後、五人の娘たちを男手一つで育てあげてきた。長女・春子(高士真奈美)は、看護婦で寮住い、次女の夏代(大原麗子)は、家事いっさいをとりしきるしっかり者、三女の秋技(川口晶)は、宝石のセ一ルスをしている、四女の冬子(山口いづみ)は短大生、末っ子の阿万里(杉田かおる)は、まだ小学生だった,彼女たちは、年ごろの娘が多い中に得体の知れない男を入れるのは危険だ、と十一の同居に大反対。今夜は、十一か栗山原に入るまでのいきさつを、てんやわんやの騒ぎの中に描く。
  • 日本クラウン
  • パイオニアLDC
  • 6,300 円
  • 1973-10-03
  • 日本テレビ
  • 千野皓司
  •   石立鉄男・大坂志郎・冨士真奈美・大原麗子・川口晶・山口いづみ・杉田かおる・山形勲・加藤治子・川崎敬三・山田吾一・山本紀彦・浅野真弓・二見忠男・津村秀祐・小沢直平