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雑居時代第二巻 第八回

親父だけが知っている

栗山家の末っ子・阿万里(杉田かおる)が、小学校がらの帰途、見知らぬ中年男(犬塚弘)に話しがけられた。何事もなく家へ帰って来たものの、話を聞いた姉の夏代(大原麗子)たちは、すわ誘拐魔か、と大騒ぎ警察や学校に知らせるべきだと父親・信(大坂志郎)に主張した。だが、信は.顔を青っ青にじて「このことは口外してはならない」というのだ。阿万里のこととなるとすぐ夢中になる父が、なぜ手を打たないのか、夏代は不安にかられた。・方、高利貸しから金を借りて、ょうやく借金の形にとられていたカメラ機材をとりもどした十一(石立鉄男)は、さっそく仕事をはじめようとした、しがし、肝心の勇作先生(川崎敬三)かカメラを持とうとしない。勇作は夏代に恋をして、仕事も手につかなかったのである。そこで十・は、夏代が阿万里を学校へ送り迎えすると知り、翌日、学校の前で待ちぶせて勇作に会わせることにした。ところが、とんだじゃま者が入った。昨日、阿万里に話しかけた男が、きょうも正門で待っていたのである。阿万里からそのことを聞いた十一は、男を追いかけ喫茶店に連れ込んだ。そして、その男・小寺から意外な事実を聞きだしたそれは、阿万里の出生の秘密であった…・・。
  • 日本クラウン
  • パイオニアLDC
  • 6,300 円
  • 1973-11-21
  • 日本テレビ
  • 平山晃生
  •   石立鉄男・大坂志郎・冨士真奈美・大原麗子・川口晶・山口いづみ・杉田かおる・山形勲・加藤治子・川崎敬三・山田吾一・山本紀彦・浅野真弓・二見忠男・津村秀祐・小沢直平