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雑居時代第三巻 第九回

お母さん

阿万里(杉田かおる)に近づく不審な男(犬塚弘)をつかまえた十一(石立鉄男)は、その男・小寺から“私は阿万里の本当の父親なのだ”と告白されてびっくり。 実は、九年前、小寺は栗山信(大坂志郎)の妻と恋に落ちた。そして、阿万里をもうけたが、信の妻は出産直後死亡、阿万里は信の子としてひきとられたのである。阿万里という名前は信が腹だちまぎれにつけたものだった。むろん阿万里と四人の姉たちはその事実を知らない。’わが子の元気な姿を一目見たかった一とうつむく小寺の気持ちを察し、十一は小寺に会ったことを信たちに言うまいと心に決めた。 おりしも、翌日は信の妻の命日。娘たちは亡き母の思い出話に花を咲かせた。ところがその最中、嫌われ者の長女一春子(冨士真奈美)が“母か死んだのは阿万里のせいだ”といいだし、カツとなった十一がなぐってしまったことから、またも騒ぎが持ちあがった。幸い、信か仲に入って一段落したものの、春子はますます十一を憎むようになった。 そのあと、一家はそろって墓参りに出かけたが、信は墓地に小寺の姿を発見、動揺する・・・・。
  • 日本クラウン
  • パイオニアLDC
  • 6,300 円
  • 1973-11-28
  • 日本テレビ
  • 千野皓司
  •   石立鉄男・大坂志郎・冨士真奈美・大原麗子・川口晶・山口いづみ・杉田かおる・山形勲・加藤治子・川崎敬三・山田吾一・山本紀彦・浅野真弓・二見忠男・津村秀祐・小沢直平