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雑居時代第四巻 第十三回

一日遅れのクリスマス?

暮れもおしせまったというのに勇作先生(川崎敬三)は借金返済もなんのその、またしても山へ出かけてしまった。アシスタントの十一(石立鉄男)は、勇作の担当している週刊誌の表紙の写真を撮影するのに大忙し。 一方、栗山家のニ女・夏代(大原麗子)は、一番下の妹・阿万里(杉田がおる)の通知表に記載された血液型が、自分たち姉妹とは違うことに気づき、驚く。しかも、大掃除の最中、父親・信(大坂志郎)のアルバムから、見おぼえある男の写真を発見。それが以前、阿万里を小学校の前で待っていた男であったことから、ますます不安をつのらせた。あの時、男を誘拐魔と決めつけて追いかけた十一なら何が知っているがもしれない。夏代はスタジオを訪ね、十一を執拗に追求した。夏代のいつになく真剣な表情にうたれた十一は、誰にも告げないことを条件に、阿万里の出生の秘蜜を打ち明けた。予想していたこととはいえ、阿万里が今は亡き母と昔、父の部下だった男との間にできた異父姉妹だと知った夏代のショックは大きかった。 そのころ、阿万里は、前日のクリスマスも満足に祝えなかった十一のために、改めてツリーを飾り、十一の帰りを待ちこがれていた…。
  • 日本クラウン
  • パイオニアLDC
  • 6,300 円
  • 1973-12-26
  • 日本テレビ
  • 手銭弘喜
  •   石立鉄男・大坂志郎・冨士真奈美・大原麗子・川口晶・山口いづみ・杉田かおる・山形勲・加藤治子・川崎敬三・山田吾一・山本紀彦・浅野真弓・二見忠男・津村秀祐・小沢直平