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事件記者チャボ!第六巻 第二十一回

チャボもびっくり!ツッパリじいさん

一太は、鬼丸からとんでもない用を頼まれた。鬼丸の大学時代の恩師で、先頃退職した板垣(松村達雄)の身の周りの面倒をみてやってくれという。板垣の妻が家出したため家事をみてくれる人がいないのだ。一太は、公私混同だと怒ったがキャップの命令にはさからえない。おりしも、誘拐事件が発生。―太は取材に出ようとしたが、鬼丸は、報道協定で暫くは動けないからと、―太を板垣家に追いやった。板垣の妻・静子(風見章子)は、「長い問、大変苦労させていただきありがとうございました」という厭味たっぷりの日記を書き置いており、板垣の退職金2000万円を持ち出しているという。この先生、家のことは何から何まで奥さんにまかせっきりだったらしく、家の中は散らかり放題。鍋はこがすし、風呂は空焚きで浴槽を燃やしてしまうという具合。一太ひとりでは手に負えないためツルも応援にやって来た。だが、ツルが、妻を自分の従属物としてしかみていない板垣が悪いと説教したため板垣がカンカンになって怒り出した。あげくの果て、板垣が妻になど帰ってきてほしくない、退職金が心配なんだと言い出したため、一太とツルもって板垣家を引きあげてしまった。ところが、その後、自殺の名所・錦ケ浦に、静子らしい水死体があがったという知らせが入った。板垣は、すっかり悄然としてしまい、ついに、ピルの屋上から自殺を図った。間一髪で一太がとめにはいって助かったが、板垣が静子を深く愛していたことがわかり、一太も胸をうたれた。そして、板垣を連れ帰ったところ、板垣家の玄関に女物の靴があった……。
  • 日本クラウン
  • ジェネオンエンタテインメント
  • 6,300 円
  • 1984-03-31
  • 日本テレビ
  • 新沢浩
  •   水谷 豊/伊藤 蘭/渡辺篤史  藤木 悠/賀原夏子/藤岡琢也