ユニオン映画株式会社

作品ワード検索

作品データベース

事件記者チャボ!第六巻 第二十二回

時効寸前!にげろやにげろ…1?

一太は、とある銀行の前でヒッタクリと遭遇、追いかけて捕まえ、警察に引き渡した。それだけなら、さほどのことではなかったが、実は、このヒッタクリ、あと二日で時効が成立する強盗事件の犯人の片割れ・猿田矢−だった。一太の大手柄である。警察は、早速、主犯とみられるもう一人の犯人・岸本熊吉の逮捕にのり出した。猿田の自供からわかった熊吉のアパートを張りこんだが、それに気づいた熊吉は、アパート前でUターン、どこかへ潜伏してしまった。二日間潜伏することは難しいことではないので、熊吉は逃げ切れるのではないかとみられた。‐太は、熊吉の娘で、女子大生専門のデートクラブのマネージャーをしている真弓に会った。彼女は、15年間、各地を逃げ続けた父について、転校をくり返して育った娘だった。父のことは嫌いだし知らないと言いはるか、言外に父を慕っていることが現れていた。父の犯罪を信じていないらしい真弓に、一太は、15年前、熊吉がなぜ犯罪を犯したかを話してやった。熊吉は、病気の妻の治療費を払うかたわら、真弓にランドセルを買ってやるため強盗をはたらいたらしいことが当時の状況からわかっていた。それを聞いた真弓は激しくショックを受けた様子だった。一太は、真弓が真実を確かめるために父に会いに行くだろうと考え、真弓を見張った。すでに時効成立まであと数時間と迫っていた−。
  • 日本クラウン
  • ジェネオンエンタテインメント
  • 6,300 円
  • 1984-04-07
  • 日本テレビ
  • 梅谷茂
  •   水谷 豊/伊藤 蘭/渡辺篤史  藤木 悠/賀原夏子/藤岡琢也