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事件記者チャボ!第六巻 第二十四回

チャボもあきれたダメ父さん!

ある日、一太の車・ワーゲンの中に、風呂敷包みが放りこまれてあった。開けてみると、中には、何と、骨箱と位牌。添えられていた手紙から、一太が以前取材の途中で出会ったことのある山根(下條アトム)という男が放りこんだものとわかった。骨は、亡くなった山根の女房のもので、自分が幸せになるために暫く預ってくれという。そんなことは引き受けられないと、一太が、山根のアパートヘ骨箱を返しに行くと、山根はサラ金に追われて蒸発していない。本人はいなかったが、山根の死んだ女房の連れ子の透(多賀基史)が部屋に居り、一太はこの子も預かるはめに。かくして一太は、必死の面持ちで山根を探し始めた。手がかりは、山根の入り浸っているバチンコ屋。ようやく山根をみつけて、現在、彼が住んでいるアパートまで追いかけると、山根は、自分は再婚するのだから、女房の骨も子供も邪魔なのだと語る。そこへ現れた山根の再婚相手の青山美沙(風祭ゆき)は、一流商社の秘書だと自称。一太は、美沙が、山根の中学の同級生だが、数年音信もなかったのに突然訪ねて来て一月目には結婚といういきさつに疑問をもった。調べてみると、一流商社の秘書というのは真赤な嘘だった。これは怪しいと、美沙を尾行すると、美沙は、他にも男と結婚話をすすめており、その男からは500万の金をせしめようとしていた。しかし、サラ金に追われている山根から何を取ろうというのだろう? 山根の郷里を取材してみて全てがわかった。山根の父が二月前に死に、山根は1億円の相続人になっていたのだ。一太は、山根に、美沙ま結婚詐欺師だと告げたが、山根は信じようとしない……。
  • 日本クラウン
  • ジェネオンエンタテインメント
  • 6,300 円
  • 1984-04-21
  • 日本テレビ
  • 新沢浩
  •   水谷 豊/伊藤 蘭/渡辺篤史  藤木 悠/賀原夏子/藤岡琢也