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- あんちゃん第六巻 第24回
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花まつり・花ズモウ・大荒れ!
寺男の仙造(木田三千雄)の病気がおもわしくない。仙造の唯一の楽しみは、毎年4月初句に行われる宇佐木町の花相撲で行司を務めること。今年は一徹(水谷豊)も10年ぶりに出場することになった。町中はその花相撲の話題で持ち切りである。そんなある日、頼子(淡島干景)が、山水楼のとよ(野村昭子)と有田焼の皿と向付けを返してもらってない、返したでケンカを始めた。それが原因で息子の一徹と一郎(岡本富士太)が気ますくなった。そこへ今度は、経費節減のために宇佐木町商工振興会の役員削減をする事になり、音次(三浦洋−)が役員を解任された。音次は事前に一徹がその事を知りながら、一言も耳打ちしてくれなかったと怒り出した。こうして娯楽であるはすの花相撲が、恨みを晴らす遺恨試合の様相を帯びてきた。一徹は今回だけ花相撲を中止した方がいいと思い仙造を訪ねたが、仙造が一日千秋の想いで、花相撲のくるのを待っているのを見て何も言えず帰った。さて、花相撲の当日、一徹は圭六(市川好郎)らを破り順当に歩をすすめた。音次は一郎らを破っていよいよ決勝戦。もっとも音次と一郎の勝負は多少八百長臭かった。音次と一徹の一戦はあっけなく音次に軍配が上がった。ところが音次は一徹がわざと負けたと騒ぎ出した。圭六たちは「じゃあ先ほどの音次と一郎の勝負はどうなんだ」と土俵場で大騒ぎになった。一徹はこれではせっかく行司をやってくれた仙造に悪いと振り返ると、仙造が軍配を握ったまま倒れていた。脳卒中ですでに息がなかった。翌日、仙造への供養の意味も込めて、一徹たちは再試合をする事にした。- 日本クラウン
- ジュネオンエンターテインメント
- 6,300 円
- 1983-04-09
- 日本テレビ
- 吉野洋
- 水谷 豊・伊藤 蘭・西山浩司・藤真利子・三浦洋一・寺田農村田英雄・淡島千景