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伝七捕物帳第六巻 第12話

ご赦免花の咲く日まで

八歳のちよのは、奉公しながら行方不明の父を捜したいと言って住み込み、仲間の直次郎(砂塚秀夫)と法六(人見きよし)を手引きして金を盗み、折をみて暇を取っていた。被害にあった西海屋と但馬屋の訴えでこの一件が発覚したのだ。伝七の推測を盗み聞きした赤っ鼻の五平は、甲州屋に現れたちよのを引っ捕らえてしまう。伝七は、直次郎と法六の行方を聞くが、ちよのは何も言わない。そこで伝七は、ひとまず菊乃屋の小春にちよのをあずけた。
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