作品ワード検索
作品データベース
- 気になる嫁さん第七巻 第二十七回
-
ただ今撮影中
清水家のほとんどが旅行や合宿に出がけ、文彦(石立鉄男)とめぐみ(榊原るみ)は二人きりになった。その夜、めぐみは怪しい物音に目を覚ました・・…。ところが、そこで撮影中止。台本ができていないのだ。スタジオの片隅では、作家(三谷昇)か続きをひねりだそうと頭を抱えている。時間がかかりそうだ。たまらす石立鉄男が自分のアイディアをしゃべり出した。めぐみの部屋に強盗が侵入、さっそうと現われた文彦がめぐみを救うというもの。キスシーンのおまけ付である。すると榊原るみは、めぐみが急に文彦を好きになるなんておかしいと言い出した。榊原るみが考えたのは、死んだ筈の純(関口守)が現われ、美しく花の咲き乱れる草原を二人でかけめぐるという幻想的な夢のシーンだった。やがて、山田吾一(長男・輝正)や山本紀彦(三男・力丸)も姿を見せ、けんけんがくがく議論するがどうしてもドタバタコメディにしかならないのである。肝心の作家は、遊園地の木馬にまたがってなおも思案の最中、待ちくたびれた監督(天本英世)は居眠りをはじめた。一方、控え室では富士眞奈美(輝正の妻・八重子)が編物しながら、いつも意地悪なヒステリー女の役ぼかりでいやだと、愚痴をこぼしているかと思えば、佐野周二(父・呂之助)は待たされるのには慣れていると悠然たるもの。ようやく台本の続きが完成して出番の無い事がわかるや、さっさと帰ってしまった。いよいよ撮影開始……突然雷が鳴り出した。- 日本クラウン
- ジュネオンエンターテインメント
- 6,720 円
- 1972-04-12
- 日本テレビ
- 千野皓司
- 榊原るみ・石立鉄男・佐野周二・山田吾一・水野久美・山本紀彦・関口守・浦辺粂子・杉葉子・富士眞奈美ほか