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気になる嫁さん第七巻 第二十八回

ヒヨコと同情

ばあやのたま(浦辺粂子)に孫ができた。呂之助(佐野周二)も早く欲しいと思い、嫁の八重子(冨士眞奈美)にそれとなく話してみるが、ひねくれものの八重子、子供は嫌いだと腹をたてた。そんなある日、力丸(山本紀彦)が、がらにもなくヒヨヨを飼い姶めたまや文彦(石立鉄男)の大反対にあう。案の定、真夜中にかごから逃げだし大騒ぎ、そのあげく猫にやられてしまったので.めぐみ(榊原るみ)も悲しくなった。実はこのヒヨコ、力丸が団地に住んでいる達夫少年〔寺田広己)からあずかったもの。ヒヨヨを育てて病気の母に卵を食べさせたいが、団地では飼えないので力丸が代りに飼うことにしたのだ。もし死んだとわかったら、達夫は悲しむにちがいない。さっそく力丸は、夜店からヒヨヨを五羽も買ってきて丈夫な鶏小屋をつくってやった。達夫は喜んだ。ところが、ヒヨコは五羽とも全部オスだったのである。力丸のあわて者めと、呂之助や文彦は開いた□がふさがらない。一方、事情を察した八重子は突然、母性愛を発揮、達夫にメスのヒヨコを買ってあげることにしたが‥‥。
  • 日本クラウン
  • ジュネオンエンターテインメント
  • 6,720 円
  • 1972-04-26
  • 日本テレビ
  • 千野皓司
  •   榊原るみ・石立鉄男・佐野周二・山田吾一・水野久美・山本紀彦・関口守・浦辺粂子・杉葉子・富士眞奈美ほか