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気になる嫁さん第十巻 第三十七回

結婚サギ師をだますには・・・

清水家の面々が休暇を楽しむ伊豆伊東温泉で文彦(石立鉄男〉が、こともあろうに結婚サギの疑いをかけられ、警察に逮捕された。身におぼえのないことと頑強に否定する文彦だか、手配写真かそっくりなうえ、被害にあった女性たちの証言まで文彦に間違いないとあっては、文彦の無実を信じるめぐみ(榊原るみ)や、呂之助(佐野周二〉とて手のほどこしようがない。仕方なく家へ戻ってきたものの、思案投げ首である。そんなところへ、魚屋の政夫(三遊亭笑遊)が、耳よりな話を持ち込んだ。新宿で文彦に会ったのに知らん顔され頭にきたという。もしそれが本当なら、文彦にうりニつの男がいるはずなのだ。八重子(富士眞奈美)、小夜子(水野久美)、めぐみの三人は、さっそく新宿へ出かけた。案の定、文彦にそっくりの男かやって来たのである。その時は、あとわずかのところで取り逃がしたが、これで文彦の無実を晴らせると思い伊東の警察に無実を訴えた。しかし、全く信用してもらえなかった。もはや、そのサギ師を捕まえて警察につき出すしかない。そう決意した力丸(山本紀彦)とめぐみは、再び新宿で待ち伏せた。やがてサギ師が現われた。しかも、今度はめぐみを誘惑するような気配だ。力丸は飛び出ずチャンスをうかがった。ところが、めぐみは何を考えたのか、力丸に目で合図を送ると男と共にさっさと消えてしまう‥‥‥‥。
  • 日本クラウン
  • ジュネオンエンターテインメント
  • 6,720 円
  • 1972-08-23
  • 日本テレビ
  • 平山晃生
  •   榊原るみ・石立鉄男・佐野周二・山田吾一・水野久美・山本紀彦・関口守・浦辺粂子・杉葉子・富士眞奈美ほか